2024年5月23日現在、金に関するテクニカル分析をお届けします。 

要点 

• 米FOMC議事要旨 

米連邦準備制度理事会（FRB）は昨日、米連邦公開市場委員会（FOMC）前回の金融政策決定会合の議事要旨を公表し、参加者がインフレが目標水準まで低下するようより高い金利を維持することで一致したことを明らかにした。緩和の金融政策の遅れが金高を圧迫している。 

• 中央銀行の金購入が減少 

中央銀行による金の購入は鈍化の兆しを見せており、中国の4月の海外金現物購入量は前年同月比30%減の136トンに減少した。投資家は、地域紛争の激化と中央銀行の金購入というマクロトレンドを引き続き注目する必要があるだろう。 

テクニカル分析 

日足チャート分析 

（金日足チャート。情報源：Ultima Markets MT4） 

• ストキャスティクス 

指標は過熱圏に入ってから弱気のシグナルが点灯し、現在の為替レートは下落の勢いが強いことを示唆している。一方、為替レートとモメンタム指標は乖離状況にあり、金価格か深く調整局面に入る可能性がある。 

• サポート価格水準 

金には明確な上昇トレンドラインがあり、そのサポート価格水準は33日線にも近い。この両者のサポートラインを下抜けた場合、金はダブルトップパターンを形成する可能性がある。 

1時間足チャート 

（金1時間足チャート。情報源：Ultima Markets MT4）

• ストキャスティクス 

指標はボトム圏に入り、金価格の短期的な売り圧力が強まっていることを示唆している。金価格がボトム圏から脱出した後、売りエントリーのチャンスに注目しよう。 

• サポート・レジスタンス価格水準 

金価格は、緑色の200日線を下回ったものの、短期移動平均線グループはまだ長期移動平均線を下抜けていないため、金価格が反発する可能性がある。また、下降チャネルラインもある程度のサポートとなっている。 

トレーディングセントラル　PIVOTインジケーター 

（金30分足チャート。情報源：Ultima Markets APP） 

• Ultima Markets APPにあるPIVOT指標によると、当日の中心価格は2394.00。 

• 2394.00を上回ると上昇トレンド、最初の目標値は2406.00、次の目標値は2418.00。 

• 2394.00を下回ると下降トレンド、最初の目標値は2364.00、次の目標値は2354.00。 

免責事項 

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