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月曜日、投資家がフランスの選挙結果を消化する中、欧州株式市場はおおむねポジティブな反応を示し、ユーロ・ストックス50は0.73%上昇、ストックス欧州600指数は0.32%上昇、CAC40指数は1.09%上昇した。また、ユーロ対米ドル相場は反発して1.074を超え、1.077の高値をつけた。
極右政党の国民連合がフランス議会選挙の1回目の投票で1位となり大きく躍進したが、その支持率は一部の世論調査の予測を下回り、過半数の議席を獲得することはできなかった。この結果は、拡張的な財政政策を懸念していた投資家にとっては安心材料となった。しかし、最終的な結果はまだ不透明である。国民連合が過半数を獲得する可能性はあるが、最も確率の高いシナリオではない。中道政党と極左政党は、来週の日曜日に行われる第二回の決戦投票で極右政党が躍進するのを阻止するために交渉を行っている。
株式市場では、最も好調だったのは銀行株で、特にフランスの銀行が好調だった。BNPパリバは3.6%急騰し、ソシエテ・ジェネラルは3.1%反発した。
経済関連の情報では、6月のドイツのインフレ率は予想以上に鈍化し、消費者物価指数(CPI)は2.2%に低下した。火曜日に発表されるユーロ圏の消費者物価指数も同様に2.5%への低下が予想されている。これらの経済指標は、欧州中央銀行(ECB)が今後数ヶ月のうちに、さらなる金融緩和政策を検討することを強く示唆した。
(ユーロ・ストックス50半年足チャート)
(ユーロ/米ドル週足チャート)
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