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IBM(IBM.US)は2023年第4四半期決算を発表し、売上高は前年同期比4%増の174億米ドルとなった。純利益は33億米ドルに増加し、1株当たり利益は3.55米ドルとなった。調整後の1株当たり利益は3.87米ドルに達し、アナリスト予想の3.79米ドルを上回った。IBMの通期売上高は2022年比2%増の619億米ドルだった。フリーキャッシュフローは112億米ドルとなり、経営陣の目標105億米ドルを上回った。IBMの売上総利益率は直近の四半期で59.1%と急増し、1999年以来最高を記録した。
IBMシニア・バイスプレジデント兼最高財務責任者(CFO)のジェームズ・カヴァノー(James Kavanaugh)はインタビューで、同社が異例なほど予測不能で不安定かつ困難なマクロ経済環境に直面していることを認めた。また、IBM会長兼最高経営責任者(CEO)のアービンド・クリシュナ(Arvind Krishna)は決算報告書の中で、次のように述べている。「AIに対するお客様の需要は加速しており、Watsonxおよび生成AI関連のビジネスが第3四半期から第4四半期にかけて約2倍になりました。」
フォワードガイダンスでは、IBMは2024年に120億米ドルのフリーキャッシュフローを見込んでおり、為替変動の影響を除いた売上成長率は一桁台半ばを見込んでいる。最高財務責任者(CFO)のジェームズ・カヴァノー氏は決算説明会で、「年初は保守的で、このレンジの下限に近い業績を予想するのが賢明だっただろう」と述べた。
(IBM株価推移 半年足チャート)
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