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先週の金曜日、S&P500指数とナスダックはそれぞれ0.54%、0.9%上昇し最高値を更新、NYダウは67.87ポイント(0.17%)上昇した。同日発表された経済指標によると、米国の6月の雇用者数は減少し、失業率は2021年末のコロナ禍発生以来の高水準に近づいた。このニュースを受けて米国債利回りは急低下し、9月の利下げ観測が高まった。
6月の米失業率は横ばいを見込んでいた市場予想に反し悪化し、前月の4.0%から4.1%に上昇し、2021年11月以来の高水準となった。これとは別に発表された非農業部門雇用者数は20万6000人増となったが、4月と5月の2ヵ月間の雇用増加数は合計11万1000人下方修正された。
セクター別では、情報技術(IT)株が牽引し、メタ(META.US)が5.87%、アルファベット(GOOG.US)が2.44%上昇した。ウォルマート(WMT.US)やコストコ・ホールセール(COST.US)などの消費財株も好調で、それぞれ2.64%、2.67%上昇した。エネルギー株は出遅れ、エクソン・モービル(XOM.US)は1.21%、シェブロン(CVX.US)は1.53%下落した。
S&P500指数は過去5週間のうち4週間上昇し、先週は1.95%上昇した。同じように、ナスダックは3.5%、NYダウは0.66%上昇した。
(S&P500指数年足チャート)
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